Chim↑Pomトークショウ@Nadiff

09/06/15 | カテゴリー:未分類 | | No コメント

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Nadiffで開催中のChim↑Pom展「広島!!」関連イベントとして、トークがありました。 
開始前に、すでに店からあふれ出るほどの人出。
脇のほうから記録させていただいた写真は、向こうから、『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』本編集の阿部謙一さん、チンポムメンバーのエリィちゃん、林さん、卯城さん、ゲストの山下裕二さん。


広島の原爆ドーム上空に、「ピカッ」の航空文字を描き、
その新聞報道を発端に、地元とウェブ上を中心に一大騒動を巻き起こした、チンポムのプロジェクトは、
広島市現代美術館での展示が中止になった後、先日、原宿で実作の展示発表となり、
同内容のものが、ここナディッフでもふたたびお披露目されました。
事の次第を追う目的で編まれた、上記の書籍出版にからめたのが今回のトークショウでした。
「いいアート作品は、いろんな意見を引き出すことができる」、というのは、
知り合いの言ですが、いろいろ賛否両論あるにせよ、これほど、様々な意見を瞬時に引き出すことができたという点では、保守傾向にあった昨今のアートシーンで、チンポムのこの作品の放ったインパクトは際だっていました。
でも一連の事態を見聞し、いろんな立場にある方々の話をぽつぽつと伺うにつけ、せっかくいろんな意見が噴出してるわりに、集約されてかないなー、同じ俎上にのっていかないなーというのが正直なところでした。だから、それを払拭する今回の書籍の出版は、やはりその第一歩として大きな意義があるのかもしれません。
トークで、非常に興味深いみなさんの生の声を聴いているうちに、
昨年、知り合いにお誘いいただいて、伺うことができた、渡辺文樹監督の自主上映にまつわるトークショウのことを思い出しました。
監督の作品はどれも、自力で調べた、かなりきわどい政治的事柄をもとに、ノンフィクション風のアクション映画に仕立てた映画でして、当然、普通の映画館では上映は不可能なので、街の公民館等で自主上映されつづけている問題作ばかりです。ほとんどドローイングペインティングばりの、手描きのポスターを町中に監督が自ら張り巡らすことでも有名で、上映時には、周辺に街宣カーが集結してしまうし、作品をめぐる社会的リアクション込みで、一部でとても話題になっています。
で、くだんのトークショウでは(二部構成で、一部は、出所したばかりのマーシーを励ますトークショウという濃いいラインナップ!)、後ろの席を、右よりの方々が一触即発の雰囲気で固めているし、政治的に対立する人たちが、そう大きくはない会場にびっしり集結している緊迫ぶりで、ヤジもとびまくり。でも、そうした緊張感あふれる状況下で、まったく動じない登壇者らは、「それなら、君たちの意見を聞こうじゃないか」と、集った来場者につぎつぎバトンを渡して、みなさんの本音を引き出していったのです。普段はぜったい同じ場にいないはずの人たちが、じつに素直に、自分の意見を発言し、互いに耳を傾けている様子を見て、こんなことがおこりうるんだ!と、衝撃を受けたのを覚えています。(右寄りの方々が、自分たちは人を驚かせようとして行動しているわけじゃない!と明言されているのを、初めて見ました。)人は、人が本音を語れば、それを真っ正面から否定しようだなんて気持ちには本当はならないんですね。自分と違う意見を持ってる人の本音って、やっぱり聴いてみたいじゃないですか。
で、その直後にチンポムの広島の一件がおこって、私が思ったのは、いっそ渡辺監督のトークショウのときみたいに、それぞれの立場にある人が、同じ土俵でそれぞれの本音を語り、それが正確に報道され、それに対する意見が集約されていったらすごいのに!っていうことでした。
少なくとも、一部のインターネット上では誤報が誤報を生んでいるのはあきらかだったし、本当のところ当事者たちはどう思っていたのか、関わったひとたちの本音と基礎事実をまずは知りたい、聞きたいと思った人は、少なくなかったのではないかと思います。
でも、今日のトークにもありましたが、真摯な意見をもっている人が必ずしも本への執筆を快諾してくださるわけではなかったそうですし、やっぱり、インターネットでのお祭り騒ぎぶりにおそれをなして?、実名で発言する勇気をもてなかった人は多いのでないかと思います。
で、思ったのは、やっぱり、アートはひとつのメッセージを伝えるプロパガンダではなくて、異なる予測不能な意見をたくさん引き出してこそのトリガーなわけだし、そうであれば、その異なるたくさんの意見を集約して、タイムリーに聞ける、受け皿としてのメディアや場所がもっと増えるといいのに!ってことでした。もちろん、自戒を込めて思うのですが。(速報性とか、自由度からすると、そういう場所は、やっぱりまずは、インターネット上にあってほしい。いっそ、参加者が全員自由に動画を記録して、自由配信できるようになれば、簡単なんだけど。。)
トークの最後のほうで、平和のイメージとは?との会場からの質問に、「2012年のフォトンベルトがやってくれば、世界は平和になると思います!」というエリィちゃんの元気いっぱいの言葉に、もやもやした思いは、でも、一瞬でかきけされました。この、底抜けな明るさとぶっとんだ姿勢こそが、チンポムの持ち味なのかな!って。
ありゃ、今日の内容報告になってなかったですね・・すみません。あとで追記しますね。
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トークでも話題に出た、岡本太郎の壁画のそば、渋谷交差点で、全国労働者総決起集会の大デモ。

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13日土曜の鈴木芳雄さんとのトーク@ネオテニー・ジャパン展には、大勢の方にお越しいただき、本当にありがとうございました。
個人的にも、この10年のアートをあらためて振り返る、いい機会となりました。
参加させていただき、光栄でした。
今後は、「夏休みの宿題」をためないよう、精進します!

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